村上 隆彦

わたしの生い立ち

高校生までは農家になる気は全くありませんでした。

進学する大学を選ぶ時に初めて、他人に指図されない仕事のほうが自分に向いていると考え、親の仕事である「農業」を意識するようになりました。

大学時代、「牛」を通じて多くの先輩、友人を得て、次第に酪農が好きになりました。

卒業後、旧早来町での一年間の研修を経て、実家で後継者になります。

３０歳で今の牧場を造り、４０歳には飼料会社を設立。

「酪農家自らが消費者に酪農を伝え、支えること」に興味が沸き、酪農体験牧場を始めました。

平成２１年にこの牧場をロケ地としたローカル番組が始まり、自分もそれに出演したのがキッカケになり、自分の知らない自分に気が付きました。

牧場に来るなり「くさい！」と鼻をつまむ子供達が、本物の牛を見て触れていくうちにキラキラと輝く目を見せてくれる。それを見るのが私の喜びです。